自分ファーストのコミュニティの増加…思いやりの精神はどこへ?

私は、大企業をターゲットとした業務改革コンサルタントです。
企業の業務改革やIT導入などをご支援させてもらっています。
業務改革といっても、その範囲は多岐にわたります。
ただ、最近の改革は非常に難易度が高くなってきています。
というのも、
「自分ファースト」
の精神がより色濃くなってきているためです。
営業部門のメンバーは、自分の数字を上げることだけを考えて、売れもしない商品のストックを増やそうとします。
他方、生産部門のメンバーは、営業部門の数字を信頼せずに、自分たちの働き方だけを考え、安定した平準化生産を好みます。
部門別に完全に機能がサイロ化していて、個別最適な思考に陥っているのです。
そこで、会社全体としては、これらを調整・合意していくプロセス、およびその仕組み(専門的にはS&OPと言われています)が重要となってくるわけです。
ただ、そう簡単に物事は前には進みません。
新しい仕組みを導入しようと思っても、それぞれの部門で現在使っている伝統的なシステムや慣習的なエクセルが制約となっており、新しいシステムへの変更には見向きもしないのです。
よほどメリットがない限り、既存の仕組みのほうが使いやすいのでしょう。
ただ、定年や退職などで人材が流動化したらたちまち仕組みが動かなくなってしまうリスクがあります。
みなさん、頭ではわかっていても、共有化・可視化という綺麗な言葉が通用せずに、妥協点を見出せずにいるのです。
そこで登場するのが、私のようなコンサルタントなわけで…。
教科書通り、物事が進むわけもなく、四苦八苦…。
このため、私のようなコンサルタントが精神的にダメージを喰らいつつ、物事を前に進めることになるのです。
(コンサルタントについては、ネガティブな意見も多数あるのは承知の上ですが…。)
政治の世界でも同様です。
先日、参議院選挙が終わりました。
話題となった政党も、世界の大国も、自身の利益だけを考えて、この「自分ファースト」に大きく舵取りしています。
戦争に走ったり、領土拡大に走ったり、関税をあげたり…。
日本の省庁も、国民の苦労はそっちのけで、保身のための話ばかりです。
給付より減税という民意が反映される日は近々やってくるのでしょうか。
自分ファーストも、時には必要だとは思っています。
ただ、もう少し思いやりの精神をもって、うまく妥協点を見出していくような世の中になってほしいと願っているのですが…。
















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