コンサル会社に勤務していた頃の教え…人間の成長は情報発信に依存する!

コンサルティング

私はフリーランスのコンサルタントです。

今でこそ、自由に活動していますが、昔はコンサルティング会社に勤務していました。

仕事柄、セミナーや勉強会などを主催したことが多々ありました。

そこで、セミナーや勉強会の主催者側を経験したことのある方なら理解できると思いますが…

登壇している人が発表している時間は1時間だったとしても、そこに至るまでには、かなりの準備時間を要しています。

一体、なぜこんなにも準備に時間をかける必要があるのでしょうか。

セミナーを開催すること

セミナーの開催が決まった場合、まず何をするのか。

最初に、セミナーの目的を設定します。

次に、その目的を実現するためには、誰に何をどこまで伝えればいいのか、ターゲットを明確にします。

その上で、ターゲットの立場にたったコンテンツ(内容)を作成していきます。

そして、難しい用語を、簡単な用語に翻訳していきます。

特にカタカナや英語のキーワードを、徹底的に優しい言葉に翻訳していきます。

後で質問を受けた時に、うまく回答できなければ、セミナー全体が台無しになってしまうリスクがあるので、この翻訳作業は重要です。

※プレゼンテーションの上級編として、質疑応答の呼び水として、わざと難しいキーワードを含めておくという手法もありますが、本質的にズレるので、ここでは割愛します。

それに、自分が理解できていないキーワードは、聞き手にとっても、分かりやすい説明とはなっていないはずです。

言い換えれば、登壇者(スピーチをする人)が、内容を深く理解していないと、聞き手にはうまく伝わらないはずなのです。

このため、登壇者は、アウトプット準備の一環として、膨大なインプット作業を並行して行うことになります。

この作業に時間を要するのです。

ただし、この準備は、無駄にはならず、登壇者の理解を深めていくことになるでしょう。

感覚としては、インプットだけをしている人の5倍は理解が進むと思います。

ここが重要なのです。

情報発信の重要性

ここで言いたいことは一点だけです。

「人は情報発信することで成長する」

ということです。

学生時代、あなたが、友達に勉強を教えたことを思い出してください。

それは苦手科目ではなかったはずです。

得意科目もしくは自分が得意なテーマについて、得意げに教えていたのではないでしょうか。

それはそうです。

苦手科目や苦手なテーマは自分が理解できていないので、人に教えることもできないからです。

逆上がりができない子が、逆上がりを人に教えることはできないはずです。

社会人時代、打ち合わせで一言も発言できず、何も得ることなく時間を無駄にした経験はありませんか?

私はコンサルティング会社時代

「打ち合わせでは必ず一度は発言し、自分の意見を述べなさい」

と強く指導を受けてきました。

毎回発言するというのは少し無理があるように聞こえますよね。

ただ、自分の発言で、議題の方向性が決まっていくことは、結構うれしかった記憶があります。

自信にもつながっていったような気もします。

資格試験などの試験勉強でも、あなたは、ただ参考書を読むだけで満足していませんか?

あくまで重要なのはアウトプットであり、問題演習です。

過去問題を解く中で、どうしても理解できなかった論点だけ、テキストや参考書に戻れば、効率がいいのです。

日記やブログを書くこと

このように、情報を発信することは、自分自身の理解を深めることが分かりました。

自身の成長につながっていくこともなんとなく理解できるでしょう。

ただ、セミナーや勉強会を開催する機会がない人はどうすればいいのでしょうか?

その場合、ITを使いこなせる方であれば「YouTube」「ブログ」、各種SNSなどのプラットフォームを使った情報発信。

ITを使いこなせない方であれば、鉛筆とノートで「日記」をつけるとよいでしょう。

毎日、自分の感じたこと、考えたことを文章にまとめてアウトプットしていくのです。

日々の自分を高めていくのです。

そうすると、過去に遡って、そのときに考えたことを振り返ることもできます。

継続的なアウトプットは、認知症対策にもなっているような気もします。

私も、当ブログの別欄にて、ほぼ毎日、1行日記を書いています。

あなたも、まずは、何かアウトプットすることから始めてみてはいかがでしょう。

興味がある方はこちらもどうぞ。
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Posted by かずきび47