ビジネスにおけるタスクの優先順位…重要度と緊急度!

どこの会社にも、仕事がとても早く、優秀な人がいます。
逆に、どれだけ残業しても、いい結果を残せない人もいます。
このちがいは、単純に、作業をこなすスピードの差からくるものなのでしょうか?
これには、さまざまな考え方があると思います。
ここでは、ひとつの切り口として、優先順位づけの考え方について掘り下げていきたいと思います。
仕事の優先順位をつける場合、次の2軸で考えることが多いです。
(A)重要度
(B)緊急度
この2軸で考えると、仕事は次の4パターンに分類することができます。
①重要度=高い、緊急度=高い
②重要度=低い、緊急度=高い
③重要度=高い、緊急度=低い
④重要度=低い、緊急度=低い
このうち、①の「重要かつ緊急な仕事」を優先的にこなす必要があることは、言うまでもありません。
④の「重要でも緊急でもない仕事」の優先順位を落とすことも、自明でしょう。
問題は、②の「重要ではないが緊急な仕事」と③の「緊急ではないが重要な仕事」のどちらが優先的であるかということです。
私は、②よりも③、つまり「緊急ではないが重要な仕事」の優先順位を高めるほうがよいと考えています。
重要ではないけど、緊急の仕事を先に着手する人が多いかもしれません。
しかし、このような仕事は、よく精査してみると、必ずしも緊急ではないことが多いです。
一方、緊急ではないけど重要な仕事を後回しにしてしまうと、時間の経過とともに、いつの間にか、緊急かつ重要な仕事に変化してしまいます。
そうならないように、重要な仕事を先回りして完了させていくことが、プロジェクトマネジメントの世界では重要なのです。
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