就職氷河期とうつ病を乗り越えて…52歳で見つけた週3日働く自由な生き方

現在、私は52歳。
職業は、業務改革とIT構築を専門とするコンサルタントです。
長い会社員生活の中で、私は心が折れた時期がありました。
就職氷河期世代の不遇に始まり、うつ病との戦い。
そして再起。
現在では、プライベートカンパニー(自分と家族だけの小さな法人)を活用しながら、週3日だけ働く自由なフリーランス生活を堪能しています。
今回は、ここに到達するまでの道のりを、当ブログのまとめ記事として、振り返ってみたいと思います。
①就職氷河期世代のスタートライン
1990年代後半から2000年代前半。
この時期に社会人デビューした方なら、誰もが「理不尽さ」と「不安定さ」を経験したのではないでしょうか。
私も例外ではなく、就職できた会社を起点に転職を繰り返し、長時間労働とクライアントや上司からのプレッシャーで押しつぶされそうな日々を過ごしていました。
就職氷河期世代は本当に不遇な世代だと痛感しています。
②うつ病で気づいた「逃げる勇気」
心が限界を迎えたのは、まさに「がんばりすぎた結果」でした。
長引く出張生活、クライアントからの高い要求、周囲へ迷惑だけはかけたくない思い…
ただ、うつ病と診断された結果「逃げることの大切さ」を学びました。
③フリーランスとしての再スタート
2年間の休養の末、私は再び働くことを選択しました。
休養していた2年間、私は、傷病手当金や障害年金などのセーフティネット、副業として実践していた不動産賃貸業(不労所得)などに助けられました。
以前のように「会社に縛られる働き方」はやめることにしました。
自分自身で時間を管理できる働き方を選択することにしたのです。
それが現在のフリーランスという形です。
週3日だけ働き、残りの日は自由に過ごす。
”適度に働き、適度に休む”
このリズムが、50代となった自分にはちょうど合っていました。
④プライベートカンパニーの活用
フリーランスとはいっても、2種類の働き方があります。
①個人事業主として働く
②法人を起業して働く
私が選択したのは②の働き方でした。
いわゆる「プライベートカンパニー」の活用です。
プライベートカンパニーは、私にとっては本当にかわいい存在で、税金面の工夫だけでなく、仕事の信用の向上、将来の資産管理にも役立てることが可能です。
自分の法人を持つということは、単なる節税マシンではなく
「生き方の自由度を上げる手段」
でもあると思っています。
⑤週3日だけ働く、50代の現在位置
50代になった現在。
私は「働きすぎない暮らし」を選択しています。
持病も多いため、無理をせず、収入と心のバランスをとりながら生きています。
若い頃はただただがんばってスキルを上げることだけを考えていました。
ただ、現在は
”適度に働き、適度に休み、そして適度にお金を使う”
ことも考えています。
⑥同世代へのメッセージ
私は、就職氷河期世代であり、うつ病で会社員を辞めざるを得ない状況でした。
ただ、それでも、現在、フリーランスとして再スタートすることができました。
過去の辛かった時期や苦労は無駄ではなく、すべてが、現在の働き方をするための準備だったと感じています。
そして運良く、現在の日本は「ワークライフバランス」を大切にできる時代がやってきました。
頑張りすぎず、自分のペースで働くことが許される社会に少しずつ変わってきています。
もし、現在、ストレスやプレッシャーなどで悩んでいる方がいれば…
焦らず、逃げ場を探してください。人生はいつからでも再スタートできると思います。
ひとりで必死にがんばるだけが美徳ではありません。
私は、人生にはさまざまな道が隠されていると信じています。
どうか
「もう一度、自分のペースで生きてみよう」
と思ってみてください。
その一歩が、あなたの新しい人生を静かに動かし始めるかもしれません。















ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません