相手目線で考える力の鍛え方…現役コンサルが教える「こっち→あっち」思考

今回は、あなたにも意識してほしい
”考えることがなんとなく身につく方法”
を紹介したいと思います。
私は、業務改革コンサルティングの仕事をしています。
普段の仕事の中で無意識に使っている「思考のクセ」があるのですが、意識して実践している人は意外と少ないと感じています。
相手目線で考えるとは何か(定義・意味)
私は「考える」という行為は、
・自分の視点(こっち)ではなく
・相手の視点(あっち)に立つこと
だと考えています。
自分の視点だけで発言するのは簡単です。
しかし、相手の立場を考えるには視点の移動が必要になってきます。
だからこそ、自然と頭を使うことになり、結果的に思考力が鍛えられるのです。
「こっち」と「あっち」思考とは?(コンサルの実践技術)
こっち=自分
あっち=相手
この2つの視点を持つことが思考の質を高めます。
・こっち:自分・現状・賛成・手段
・あっち:相手・将来・反対・目的
「こっち」のほうが簡単で、「あっち」に行くほど難易度が上がります。
つまり、「あっち」に踏み込むほど、考える力は鍛えられるのです。
ブログやSNSにおける相手視点の使い方(実例)
ブログの例で考えてみましょう。
日記ブログ(こっち視点)
自分の体験を書く。(自分の視点のみでOK→思考コストは少ない)
情報ブログ(あっち視点)
読む人のニーズを考える。(相手視点が必要→難易度が上がる)
同じ「ブログを書く行為」でも、相手視点を入れるだけで思考の負荷が変わるわけです。
業務改革・コンサルティングでの相手視点(専門事例)
次に、私の本業である業務改革コンサルティングの仕事を見ていきましょう。
業務改革の現場では、
①現状業務の調査(こっち)
②将来あるべき姿の作成(あっち)
③将来あるべき姿と現状とのギャップを埋める方法を検討
という流れになります。
現状調査:こっち視点
現場の姿を整理するだけなので難易度は低め。
将来像の定義:あっち視点
未来を想像し、相手(利用者・顧客)の立場で考える必要があるため難易度が高い。
この「こっち→あっち」への移動が、コンサルの世界で最も思考力が問われる部分となります。
目的と手段の混同を避ける(思考の本質)
システム導入の現場でよくある問題が、
「システム導入自体が目的化してしまう」
というものです。
本来は、
・在庫削減
・人件費削減
・売上向上
などの目的(あっち)があってシステムを使うはずです。
しかし、議論しているうちに、手段(こっち)だけが残って、目的が消える場面は少なくありません。
これは、
目的(あっち)>手段(こっち)
という基本原則を忘れてしまっている状態です。
思考停止を避けるための習慣(反対意見を読む重要性)
思考停止を防ぐために、私は意識的に
「自分の意見と反対の意見の本を読む」
ようにしています。
・自分の意見:こっち
・反対意見:あっち
反対意見に触れると
「なんでやねん!」
とツッコミながら読むことになり、結果として
「思考が深まる=考える力が鍛えられる」
ことになるのです。
相手視点で考える力を「お金」の例で理解する
お金の場面では「こっち→あっち」が非常に分かりやすいです。
① 保険や金融商品の購入
保険営業は「あなたの得」ばかりを強調します。
これは「こっち視点」のストーリーです。
しかし、あっち側(営業側)には
・ノルマ
・手数料
・売りたい商品
といった事情があります。
相手の立場(あっち)を理解すると、判断が変わってくるのです。
② 不動産投資の判断
こっち視点:
・家賃
・金利
・利回り
あっち視点:
・住む人がどう感じるか?
・女性は安心して住めるのか?
・店や駅の近さは?
不動産投資成功の鍵は「立地」ですが、それを判断するには相手(入居者)視点が不可欠です。
「こっち→あっち」を意識すれば誰でも考える力は伸びる
まとめると、
・こっちよりもあっちのほうが頭を使う
・相手視点=考える練習になる
・思考力は年齢に関係なく鍛えられる
ということです。
日常のふとした瞬間に、
「あっち側の視点はどうだろう?」
と意識してみてください。
あなたの思考の質は、確実に変わっていくことでしょう。















