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片町線の終点はどこに?消えた「片町駅」の跡をたどる

2019年7月20日大阪中部

はじめに:大阪中心部から静かに姿を消した駅

先日紹介した、汐見橋駅・湊町駅の記事では、

「大阪中心部にありながら、どこかレトロで寂しげ」

という共通点を持つ駅を取り上げました。

今回のテーマである「片町駅」も、まさに同様のジャンルに属する「静かに消えた駅」です。

片町線の終点はどこだったのか?

そもそも「片町線」とは?

片町線とは、京都府の木津駅から大阪府の京橋駅までのJR路線のことを指しています。

最近では「学研都市線」と呼ばれることが多くなりましたので、この「片町線」という言葉は、あまり聞かなくなりました。

かつての終着駅は京橋ではなかった

現在、「片町線」の大阪側の終点は、京橋駅になっています。

しかし、一昔前までは、「片町線」の終点は、名前の由来ともなっている「片町駅」でした。

京橋駅の隣の駅として、わずか500メートルの場所に終着駅・片町駅が存在していたのです。

片町駅は、一体どこへ消えてしまったのでしょうか?

消えた片町駅の場所と面影

片町駅はどこにあったのか?

現在の片町橋北詰の交差点付近に「片町駅」はありました。

ここからは、隣駅だった京橋駅も見えています。

消えた片町駅と京橋駅との距離は、わずか500メートルだったようです。

なぜ廃止されたのか?

終着駅でありながら、片町駅には、

・乗り換えの利便性なし
・周辺の再開発の恩恵も少ない

という「孤立した終着駅」という側面がありました。

一方で、隣の京橋駅は、

・京阪電車
・大阪環状線

との乗り換えができ、利用者は増えていきました。

こうして、片町駅の存在感は徐々に薄れていきました。

1997年の転換点:片町駅の廃止と大阪城北詰駅の誕生

1997年、JR東西線の開業に伴い、片町駅は正式に廃止となりました。

そのかわりに誕生したのが、現在の「大阪城北詰駅」です。

実は、東西線計画段階での仮称は「片町駅」でした。

その名前が採用されなかったこともあり、今でも地元では

「大阪城北詰駅を片町駅に改名してほしい」

という声が残っているそうです。

同時に、路線名も片町線から学研都市線へと変更されました。

片町駅を思い出しながら

私自身、片町駅を利用した経験はありませんが、京橋駅の近くに、少し寂しげに佇むその駅舎を確かに目にした記憶はあります。

「いつでも乗れるだろう」

と思っているうちに、駅は姿を消してしまいました。

今思えば、一度でいいから乗っておけばよかったと、少し後悔もしています。

片町線という呼び名を残したい

片町駅が廃止されてから、もう30年近くになります。

それでも歴史の中で確かに存在した駅です。

その記憶をつなぐ意味でも、私はこれからも「学研都市線」ではなく、あえて「片町線」という呼び方をしていきたいと思います。

【関連記事】大阪に眠る「鉄道の裏歴史」はこちら:

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Posted by かずきび47