中学生にもわかる「いまの日本経済ってどうなってるの?」

「物価が高い」
「金利が上がった」
「株価が記録更新」
ニュースでは、さまざまな言葉が飛び交っています。
難しい言葉ばかりですが、結局のところ
「今っていい状況なの?悪い状況なの?」
そこで、今回は、中学生にでも分かるような平易な言葉で、現在の日本経済について、まとめてみたいと思います。
①なぜ物価がこんなに上がっているのか?
食べ物、電気代、ガソリン代など、最近、どこを見渡しても、値段が上がっています。高いです。
なぜでしょう。
円の力が弱くなっているから(円安)
日本のお金(円)の力が弱くなっていて、外国のモノを買うときに、前より多くのお金を払わないといけなくなっています。
例えば、昔は100円で買えた外国のチョコが、今は120円出さないと買えない、というイメージです。
この状態のことを円安と言います。
世界中で物の値段が上がっているから
もうひとつは、世界中でモノの値段が上がっていて、日本もその影響を受けているためです。
②インフレを止めることは、なぜ難しいのか?
物価があがることを、インフレと言います。
モノの値段が高いと買い物しにくいので、安くなって欲しいですよね。
買い物をする人は、みんなそう思っています。
金利を上げると、お金を借りにくくなる
そこで、モノの値段を安くするために、国は「金利を上げる」などの対策を行います。
金利が上がると、借りたお金の返す額が増えるので、会社も人も「お金を借りよう」と思いにくくなります。
すると、買い物や新しいことを始める力が弱くなります。
このため、世の中に出回るお金の量が減り、結果として、物価高を抑えることができます。
金利が上がると、困る人も出てくる
これで全員ハッピーかと言えば、そうではなく、金利が上がると、困る人もいます。
例えば、住宅ローンを借りている家庭。
金利が上がれば、月々の返済は増えて、家計は苦しくなっていきます。
また、会社もお金を借りにくくなるので、新しい設備を買うのをやめたり、採用をへらしたりする可能性が高まります。
「誰かが助かり、誰かが困る」状態になる
つまり
「インフレを止める=みんなが得する」
ではなく、
「誰かが助かり、誰かが困る」
という、ややこしい問題なのです。
③金利が上がることの「良い面」とは?
銀行の利息がふえる
金利が上がると住宅ローンを借りている人は大変ですが、いいこともあります。
お金を銀行に預けている人は、銀行の利息が増えるので助かります。
海外から日本にお金が入りやすくなる
また、日本は長い間「金利ゼロ」でした。
これは世界の投資家にとって魅力的には見えませんでした。
でも金利が少し上がると
「日本にお金を置いておいたほうが得だ」
と思う外国人が増えるので、日本にお金が入りやすくなるという良い面もあります。
④株価はなぜ上がっているのか?
企業の利益が増えている
ニュースで、毎日にように「株価があがっている(記録を更新した)」と報道されています。
未来への期待が高まっている
これは企業の利益がふえていたり、将来の成長を期待されているためです。
でも、みんなが得するわけではない
ただ、株価が上がるからといって、みんなが豊かになるわけではありません。
株を持っている人は得をしますが、持ってない人は直接的なメリットがありません。
⑤高市総理の「積極財政」とは何か?
国がお金を出して景気をよくする考え方
高市総理は「積極財政」という考え方をもっています。
積極財政とは、簡単にいうと
「国がお金をもっと使う」
という政策です。
例えば、
・国民にお金を配る(給付金)
・公共工事を増やす
・子育て支援を強化する
など、国がお金を出すことで、経済全体を明るくしようとする考え方です。
やりすぎると国の借金やインフレが問題に
ただ、国がお金を使いすぎてしまうと、
・国の将来の借金が増える
・さらにインフレになる
という問題もあります。
⑥今の日本はどうするべきか?
どの選択にも良い面と悪い面がある
簡単にまとめると、
・物価は上がっていて国民の生活は苦しい
・金利を上げると→物価は下がりやすいけれど、ローン返済が大変になる
・金利を上げないと→生活の値上げが続きやすい
・政府がお金を使うと→景気はよくなるけれど、国の借金は増える
ようは「どれが正解なのか、何をすれば正解なのか」分からないという状況なのです。
大切なのは「バランス」をとりながら進めること
「全体のバランスを見ながら、少しずつ良くなる方向に調整していく」
という非常に難しいかじとりが必要な状況のです。
難しいですね。
















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