1級ファイナンシャル・プランニング技能士の私が実践してみた物価高対策4選

本記事を書いているのは2025年6月。
物価高が続いています。
数年前からじわじわと物価が上昇し、今ではすべてのモノの値段が高くなっているように感じます。
日々の生活・買い物などで、実感・痛感している方も多いと思います。
税金も社会保険も高いし、暮らしにくい世の中となりました。
このような中、1級FP技能士(いちおう、お金の専門家)である私が、最近、実践してみた物価高対策を4つ挙げてみました。
①不動産の売却
物価高。いわゆるインフレです。
言うまでもなく、お金の価値が下がり、モノの価値が上がっている状況です。
モノが高いと嘆くのではなく、発想を逆にしてみましょう。
モノを買う時の価格は高いですが、モノを売るときの価格も高いのです。
ようは、物価高である現在のタイミングを機会だと捉え、売却可能なモノを売却するのです。
例えば、私の場合、10年前に購入した1700万円のワンルームマンション。
不動産は時間が経つと古くなるので、買った時の値段よりも安くしか売れないのが普通です。
これを、買った時と同額の1700万円で売却することができました。
残債は1200万円ほどに減っていたので、売却益500万円をゲットすることができました。
他にも、金やら古いパソコンやら、高値になりそうなものは、この物価高を機に売却し、キャッシュを確保しました。
不用品を整理する意味でも、あなたも試してみてはいかがでしょうか。
②ハイブリッド車の活用
物価高の代表はガソリンです。
補助金制度の有無などで、変動はあれども、リッター180円の表記を見慣れてしまった自分が怖いです。
私の家族は、法人で2台、個人で1台、自動車を保有しているため、維持費はとんでもない状況です。
都会では、自動車は贅沢品とも言われます。
ですが、私の住んでいる山奥の田舎では、自動車は1人1台、必要になってきます。
高齢者を介護する場合にも、自動車は便利です。
私の住んでいる地域では、電車・バスを使っても、値段は自動車のほうが安くなっています。
幸い、義父が、高齢となり、自動車の運転をしなくなったため、私の家族に車を貸してくれるようになりました。
この車がハイブリッド車であるプリウスでした。
このハイブリッド車、普通自動車と比べて、ガソリンがほとんど減らない…。
この燃費の良さ…。
最近は、ガソリン代を大きく節約することができるため、ハイブリッド車を優先的に使うようになりました。
③お米の調達
お米の値段高騰。
ニュースではちらほら並んでいる場面を見ますが、自分の眼では、そもそも、スーパーに並んでいるところを見たことがありません。地域によって偏りがあるのでしょうか。
ただ、このお米の件に対して、私は本当に運が良かったです。
私の父(72歳)は米作りをしている、米の生産者なのです。
自分自身の手で田植え・稲刈りした米を、私の5人家族に無料で提供してくれます。
しかも、日本国内の伝統の田んぼで作った米なのでおいしい…。
本当に父には感謝したいと思います。
私の父の場合、たまたま米の生産者でしたが、他にも、野菜や果物など、やはり自給自足というのは強いですね。
お米の生産者である父自身、全く儲かってないのは気がかりですが。
④固定費の削減
物価高で、なんでも費用が上昇しています。
収入が増えていない以上、今までと同じ生活をしていては苦しくなる一方です。
このため、節約を強化しました。
節約に効果的なのは、変動費の削減よりも固定費の削減です。
ようは、毎月、一定額支出しているサービスの見直しを徹底的に行いました。
・クレジットカードの枚数を減らし、年会費を削減
・スマホのややこしくて使ってないオプションを減らし、通信費を削減
・生命保険・医療保険の契約を見直し、保険料を削減
・メインバンクをネット銀行に移管し、振込手数料を削減
・年々増えてくる常備薬を整理・見直しし、医療費を削減
固定費を削減すると、長期的に、じわりと効果を実感することができます。
あなたも、まずは支出項目を眺めることから、ぜひ試してみてください。
以上です。
すべて再現性のある対策ではありませんが、参考にしていただければ幸いです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません