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南海電車の不思議!実は「普通電車でも停車しない駅」が存在していた話

2019年2月4日大阪その他

子どもとの会話で気づいた「鉄道の常識」とは?

先日、小学生になる私の子どもに、次の質問をしてみました。

「普通電車」「急行電車」「特急電車」の違いって、知ってる?

すると、子どもは自信満々にこう答えました。

・普通電車:すべての駅にとまる

・急行電車:大きな駅だけとまる

・特急電車:もっと大きな駅だけにとまる、料金が必要

あまり電車に乗る機会もないのに、よく理解しているなぁと感心しました。

「正解!よく分かったね」

と伝えたのですが…

実は、南海電車に限って言えば、この常識が「ちょっと違う」のです。

南海電車は「普通=各駅停車」ではない?

南海電車には、大きく分けて、2つの路線があります。

・南海本線:なんば〜和歌山市

南海高野線:なんば〜極楽橋

多くの人が「どちらもなんば駅が起点」と思っていますが、

南海高野線には、かつて「もうひとつの起点」がありました。

かつての起点「汐見橋駅」

南海高野線の古い起点は、現在もひっそり残るレトロ駅・汐見橋駅です。

南海高野線は、

・かつては汐見橋駅〜岸ノ里駅(現・岸里玉出駅)を走っていた

・岸ノ里駅で南海本線と接続

・一部列車がなんば駅へ直通していた

という歴史があります。

しかし、なんば駅から天下茶屋駅まで高架化されたことにより、構造が大きく変わりました。

・南海高野線のほぼ全列車:なんば発着に統一

・汐見橋〜岸ノ里駅:支線扱いで折り返し運転へ

その後、岸ノ里駅と玉出駅が統合され、現在の岸里玉出駅ができました。

この歴史が、後述する「普通電車が停まれない駅」問題につながるのです。

普通電車でも停車しない2駅の存在

なんば駅〜岸里玉出駅間は、現在こうなっています。

・西側の線路:南海本線

・東側の線路:南海高野線

この並走区間にやっかいな問題が生まれました。

今宮戎駅・萩ノ茶屋駅には「西側(本線側)」にホームがない

もともと南海高野線の駅として設置されていた

・今宮戎駅

・萩ノ茶屋駅

は、線路が高架化されたときの構造上、南海本線側(西側)にはホームが作られませんでした。

そのため…

南海本線の普通電車は、物理的に停車できない!

ホームがないため、

・南海本線の列車:今宮戎・萩ノ茶屋に停車不可

・南海高野線の列車:停車可能

という少し変わった状況になったのです。

南海だけの独特な呼称:普通 vs 各駅停車

この事情から、南海電車は独自の呼びかけをしています。

・南海本線:普通:すべての駅には停まらない(今宮戎・萩ノ茶屋を通過)

・南海高野線:各停:全駅停車

つまり…

南海本線には「各駅停車」が存在しない

そして…

南海高野線には「普通」が存在しない

という非常にレアな構造になっているのです。

冒頭で子どもが答えた

「普通電車=すべての駅にとまる」

という一般常識は

「南海電車では通用しない例外」

だったのです。

まとめ:南海電車は知るほどに面白い路線

南海電車には、他の私鉄にはない独特の歴史と構造があります。

・本線と高野線が並走しているが構造が異なる

・今宮戎駅、萩ノ茶屋駅には本線ホームがない

・そのため「普通電車=全駅停車」にならない

・呼称も「普通」「各停」と路線ごとに異なる

鉄道に詳しくない人ほど誤解しやすい面白いポイントです。

普段、何気なく乗っている南海電車ですが、こうした背景を知ると、街の見え方が少し変わってくるのかもしれませんね。

【関連記事】大阪に眠る「鉄道の裏歴史」はこちら:

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Posted by かずきび47