ばいきんまんに学ぶビジネススキル3選…この時代に最も不足している「実行力」とは

アンパンマン。
子供に人気のアニメ&キャラクターです。
大人でも、聞いたことはある人は多いと思います。
私は「ぬいぐるみの人気キャラクター」くらいの認識でした。
しかし、実際に子どもと一緒に、アンパンマンのアニメを見ていると、ビジネス面で、いろいろな気づきがありました。
今回は、その気づきを紹介したいと思います。
アンパンマンを「ビジネス視点」で見ると何がわかるのか
シンプルな物語の中に潜む「役割構造」
まず、アンパンマンというアニメを、簡単に紹介したいと思います。
幼児向けのアニメなので、ストーリー的に、難しいことは何もありません。
①ゲスト(毎回異なります)が楽しく遊んでいます
②悪役であるばいきんまんが悪いことをします
③正義の見方であるアンパンマンがばいきんまんをやっつけます
基本的にはこれだけです。
正義の見方サイドには、アンパンマンの他に、カレーパンマンや食パンマン、メロンパンナちゃんなどがいます。
悪役サイドには、ばいきんまんの他に、ドキンちゃんがいます。
ご存知、ドラえもんに例えるならば、ばいきんまんがジャイアンで、ドキンちゃんがスネ夫にあたります。
しかし、パワーのジャイアンに対して、ばいきんまんはやや知性派キャラ、子分色の強いスネ夫に対して、ドキンちゃんはかわいい女王様キャラなので、若干、イメージは異なっています。
今回、テーマとするのは、このばいきんまんになります。
ばいきんまんはストーリーを動かす「推進力」の塊
彼が登場しないと物語が成立しない理由
アンパンマンのアニメを見て、私が感じたのは、
「ばいきんまんのビジネススキルの高さ」
です。
アンパンマンに登場するキャラは数百にも及びます。
しかし、アンパンマンのストーリーを創っているのは、すべてばいきんまんだと言っても過言ではありません。
彼が登場して、アクションを起こさない限りは、話が全く進まないのです。
ドラえもんの話では、ジャイアンが登場しない回でも、ストーリーは成り立ちます。
サザエさんの話では、カツオくんが登場しない回でも、ストーリーは成り立ちます。
しかし、アンパンマンの話では、ばいきんまんが登場しないと、ストーリーは全く成り立たないのです。
正しい戦略がなくても行動力で世界を動かす存在
ただ、ばいきんまんには推進力がありますが、悪いことばかりをしているので、戦略や方向性は間違っているという点だけは押さえておきましょう。
現代ビジネスに通用する「ばいきんまんの3つのスキル」
①テクノロジー活用能力(IT・AIの道具を作り使える力)
まず、ばいきんまんは、アンパンマンと対決するときに、素手では戦いません。
ばいきんまんは、自分でUFOやロボットを作って、アンパンマンに勝負を挑みます。
つまり、無の状態から、道具を作成し、それを活用するスキルを有しているのです。
ビジネスの世界でいえば、「テクノロジー活用能力(IT/AI活用含む)」に当たるでしょう。
②マネジメント能力(他者を動かし、巻き込む力)
次に、ばいきんまんは、自分ひとりでアンパンマンとは対決しません。
強そうな他の誰かを(ダマして)、アンパンマンと勝負させるのです。
自分は、それをコントロールする立場に身を置くのです。(最終的にバレて失敗することにはなりますが。)
ビジネスの世界でいえば、「マネジメント能力」に当たるでしょう。
③実行力(アイデアを行動に変える推進力)
最後に、ばいきんまんは、自分で悪巧みを考え、それを実行に移します。
アンパンマンをやっつけるために、自分で策を考え、マヌケな笑いも含めながら、実際に話をどんどん進めていきます。
ビジネスの世界でいえば、「実行力」に当たるでしょう。
現代のビジネスパーソンに不足しているのは「実行力」
このように、ばいきんまんは、ビジネスの世界で重要なスキルとなる
①テクノロジー活用能力(IT/AI活用含む)
②マネジメント能力
③実行力
のすべてを有しています。
戦略より「動けない」ことが最大の課題
この中で、私が重要だと考えるのは、③の実行力です。
私は、業務改革コンサルタントや副業インストラクターとして、さまざまなプロジェクトや事例を経験してきました。
しかし、総じて、この「実行力」が不足しているケースが多いのです。
ばいきんまんは、戦略が間違っているのですが、実行力があります。
実際のビジネス現場で起きている典型例
ビジネスでよくあるケースは、その逆で、戦略は正しいけど、実行が伴わないケースです。
・業務改革をしてコストを○○%削減したいけど、営業部門と生産部門の利害が一致せず、縦割り組織の弊害もあってうまく進まなかった
・グローバルで活躍するため、英語の勉強を始めたけど、TOEICで点数を上げることだけが目的となり、グローバル会議では全く発言できなかった
・不動産投資をして老後資金の準備をしたいけど、不動産投資のリスクが怖くて、本を読んだだけでアクションを起こすことができなかった
日常生活でもよく見られる「実行不足」のパターン
日常生活でも、次のようなケースが考えられます。
・ずっと好きな子のことを思い続けているのに、その子に告白できずにいる
・成績を上げたいと思い、参考書や問題集を揃えたが、棚を埋めただけになっている
これらは、すべて「実行力」が欠如している例になります。
もし現実にばいきんまんがいたら
もし、現実の世界に、ばいきんまんが存在したとしましょう。
そして、彼に「正しい戦略」「正しい方向性」を示すことができたとしたら…。
おそらく、彼はとてつもないスピードで成果を生み出すでしょう。
なぜなら、ばいきんまんは「行動力の桁」が違うからです。
失敗しても何度でも挑んでくるし、材料がなければ作るし、味方がいなければ巻き込む。
方向性は間違っていますが、行動の持続力、試行回数、改善の速さはアニメを見ていても圧倒的です。
これは現代のビジネス環境において、非常に重要な資質ではないかと考えます。
AIが普及し、情報はあふれ、誰もが同じ武器を持つことのできる時代となりました。
もはた「知っているかどうか」では差がつかず、「やってみた回数」と「改善し続ける力」が成果を求める時代になっています。
もし、ばいきんまんの行動力に「正しい方向性」だけを与えられたら…
・少人数のチームでも大きな成果を生み
・新しい事業にすぐ挑戦し
・時代の変化を味方につけ
・競合より早く改善し
・最終的には市場の中心にいる
そんな未来を容易に想像することができます。
「ばいきんまんは悪役」という役割を与えられていますが、ビジネスの世界で彼の強みを抽出して使うことは決して悪いことではありません。
むしろ、
「正しい方向性×圧倒的な実行力」
という最強の組み合わせを実現している存在とも言えるのです。
まとめ
ばいきんまんは「悪役」というイメージが強いため、普段はあまり注目されません。
しかし、ビジネスの視点で見れば、彼ほど学べるキャラクターはそう多くはありません。
・ゼロから道具を作り出すテクノロジー活用能力
・他者を巻き込み動かすマネジメント能力
・何度でも挑戦し続ける圧倒的な実行力
これらはすべて、現代のビジネスで求められているスキルに他なりません。
そして、何より重要なのは「行動し続ける力」です。
戦略や知識がどれだけ正しくても、「最初の一歩」と「改善し続ける力」がなければ、成果につながりません。
もし、あなたが今、何か挑戦したいことがあるのに動けないでいる状況なのであれば…
ばいきんまんを思い出してみてください。
方向性さえ間違わなければ、小さな行動でも、積み重ねることで、必ず未来を変えることができるでしょう。
そして、その行動力こそが、これからの時代を生き抜く最強のビジネススキルなのです。















