泉北高速鉄道の謎…泉ヶ丘駅と深井駅の間にある幻の駅とは?

80年代から90年代にかけて、私は泉北高速鉄道をよく利用していました。
その当時から、ずっと気になっていた場所があります。
泉北高速鉄道の深井駅と泉ヶ丘駅の間に、駅らしき跡、幻の駅があったのです。
もちろん、その跡は、令和時代となった現在も存在しています。
幻の駅はどこにあるのか?
深井駅から泉ヶ丘駅に向かう電車に乗ったときを考えます。
深井駅から泉ヶ丘駅へ向かうと現れる「違和感」
発車後すぐに、線路の両脇に泉北1号線が合流してきます。
しばらくすると、阪和自動車道の高架をくぐります。
そこからは、ほのぼのとした陶器川流域の田園風景の広がりを眺めることになります。
この陶器川が線路を横断する付近で、泉北高速鉄道の上下線の線路が、突然、離れていくのです。
上下線の間には、謎の空間が出来上がっています。
ここが「幻の駅」と言われている場所になります。
なぜ駅跡のような空間があるのか?
泉ヶ丘駅と深井駅の間は距離がとても長いため、駅があったとしても不思議ではありませんでした。
私は当時、泉北高速鉄道を通学に利用して、毎日、この風景を眺めていました。
一体、この空間は何なんだろう、といつも疑問に思っていました。
幻の駅は「新駅構想」の準備だった
実は、この幻の駅と言われる場所には、かつて、新駅設置の構想があったようなのです。
その新駅を想定し、ホームのスペースが設けられたようです。
新駅構想が消えた背景
ただ、乱開発につながるとの懸念から、その構想は見送られたそうです。
市街化調整区域であること
付近の田園地区は市街化調整区域に指定されており、将来的に利用客の増加を見込むことができないことが、新駅構想断念の大きな要因だったようです。
南海高野線・北野田駅への影響
近くには、南海高野線の北野田駅もあることから、新駅ができると、南海電鉄にも影響がでることも考慮されたのでしょう。
「高速鉄道」の性格が薄れる
深井駅と泉ヶ丘駅の距離は長いため、電車はかなり高速で運転します。
まさに泉北「高速」鉄道でした。
しかし、新駅ができると、駅間距離が短くなるため、スピードは出しにくくなります。
こういった理由もあったのかもしれません。
泉北高速鉄道は、総じて、利用客が減少していることから、この新駅構想を見送ったことは正解だったのかもしれません。
しかし、幻の駅と場所の近くには、ベルランド病院という大きな病院もあります。
もし新駅が実現していたら…?
もし新駅ができて開発が進めば、
・高齢化が進む泉北ニュータウンの足としての機能
・病院アクセスが改善
・田園エリアの開発促進
・泉北ニュータウンの再活性化の起爆剤に
現在の様子と「幻の駅」の行方
現在、この場所には田園変電所が建てられており、構造的にも新駅が作られる可能性はほぼゼロです。
ただし、私は今でも
「泉北高速鉄道や泉北ニュータウンが再び活気を取り戻してほしい」
と願っています。
あの「謎の空間」を見るたび、そう感じずにはいられないのです。
















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