上半期は支払いラッシュ…納付した税金は有益なことに使ってもらいたい

私はフリーランスとして、業務改革コンサルタントをやっています。
小さな合同会社を経営しつつ、週3日程度の業務委託の仕事をつないで生活しています。
自由のなかった会社員時代より、現在のほうが満足度はかなり高いです。
ただ、不満が全くないわけではなく、会社員時代の方が楽だったと思えることもあります。
その代表例が、税金・社会保険などの面倒さです。
恐怖の上半期
多くの会社員は、年末になると、扶養家族などの書類を提出し、年末調整をしていると思います。
給与・賞与も自動で入金されますので、毎年必要となる手続きといえば、これくらいでした。
医療費控除やふるさと納税など、個人でいろいろ実施している場合、2月3月に確定申告をするケースもあるでしょう。
このため、会社員時代は、税金・社会保険関連で、大きな出費となる時期はなく、常に平均的にお金が出ていっている感覚でした。
ただ、フリーランス、特に、法人経営者は、事情は全く異なります。
法人経営者は、まず、個人としての側面の他に、法人としての側面も持ち合わせています。
個人としての側面は、年末調整と確定申告ということで、会社員と同様です。
しかし、法人としての側面もあり、決算処理をしないといけません。
もちろん、細かい処理は税理士にお任せするわけですが、法人税、消費税、それに個人事業がある場合、事業税を納付することになります。
源泉徴収するための所得税も納付する必要があります。
私の法人は12月決算です。
このため、2月には法人税、消費税(半期分)を納付することになります。
私は不動産賃貸業も行ってますし、社用車も保有してます。
このため、4月には固定資産税や自動車税も納付することになります。
一昨年は個人で不動産売買も行ったので、追加所得税(譲渡所得)も納税しました。
徴収方法によっては、個人での住民税もあります。
また、いちおう法人ですので、会社員時代の2倍の社会保険料を支払っています。(特定の時期ではありませんが。)
一体、どれだけの支出になったことか…。
しかも、すべて1月から6月までの上半期に集中しています。
年末には、現金をたくさん蓄積しておかないと、上期を乗り越えることができません。
この湯水のようなスピードでお金が出ていく恐怖は、会社員の頃は想像もつかなかったですね…。
納付した税金の使い道
このように、苦しい状況でも、国民の義務として、みんな、きちんと納税しています。
この納付された税金が、困っている人を助けたり、いいことに活用されているのであれば問題ありません。
ただ、そうでないことが顕在化してきているため、不満やストレスが溜まっていくのです。
・誰でもカードを作るだけで2万円相当のポイントがもらえるバラマキ
・開始する前から赤字の見えている国際的イベント
・困っている中小企業や個人事業主に消費税の負担を強制的に増加させる制度
本当に困っている人たちを助けたり、安心・安全のために膨大なお金のかかるインフラ整備。
使えるお金が限られているのであれば、もっと他にお金をかけるところはあるでしょう。
私なら…
と施策・アイディアはいろいろあります。
ただ、私と全く同じ政策を掲げている政党・人物はなく、誰に投票していいかも分かりません。
こうなってくると、自分の身は自分で守るようになります。
ありえないほどの節税やお金の知識をつけて、納付すべき税金を、自分の法人の活動費としたくなります。
このように考えるのは私だけではないでしょう。
おそらく、ほとんどの小規模事業者の経営者が感じていることだと思います。
物価高、みんな厳しい状況の中で、納付している税金です。
改めて、政府・自治体は、困っている人を助けたり、もっと国民・市民に寄り添った政策を実行してもらいたいと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません