精神疾患(うつ病・適応障害・パニック障害・広場恐怖症)は、まさにコップの中の水?

GWが終わりました。
祝日はまだまだ先です。
五月病など、憂鬱な気分になっている方も多いのではないでしょうか。
私の場合、特にひどいです。
というのも、私はもともと、うつ病です。
現在は、まだ症状は軽いほうだと思いますが、ひどい頃は、2年間、まともな日常生活を送ることができませんでした。
このため、会社員をやめ、フリーランスの道を選択することになりました。
加えて、次のような症状とも付き合っています。
・仕事でストレスがたまると、他に何も考えることのできなくなる適応障害
・ストレスが溜まった時、睡眠時に一時無呼吸状態となる睡眠時無呼吸症候群
・急行列車や検査中など、逃げられなくなる環境になると過呼吸となる広場恐怖症
・いつどこで過呼吸を発症するかわからないパニック障害
このうち、パニック障害については、呼吸が乱れるので、救急車を呼んだこともありました。
そこで、実際に肉体的に検査を受けても「異常なし」となり、精神疾患と判断されるわけです。
健康な人からすると「異常なし」の部分だけを切り取り
「そんなことで救急車を呼ぶなよ!」
と思いがちです。
ただ、実際になってみると、呼吸が止まってしまうのではないかと思うくらい本当に苦しいです。
パニック障害で生活のリズムを崩し、仕事をやめる人もたくさんいらっしゃいます。
ここは、社会的な理解を必要とするところだと、個人的には思っています。
私自身としては、生活上のストレスをできるだけ減らすことと、予防・事後の薬で、なんとか付き合っている状況です。
このことは、他の人にあまりうまく説明できないんですが…
私の中ではコップの中の水に似ていると思ってます。
コップの中の水がストレスです。
コップが自分自身の心のキャパ(容量)です。
水があふれる、つまりストレスが多くなると、さまざまな障害を発症してしまうのです。
私に関して言えば、この水(ストレス)は、常に満タンに近い状態をキープし続けているのです。
仕事のこと、お金のこと、人付き合いのこと、将来の不安…などなど。
簡単に減らすことのできないストレス(水)が、常にコップの中になみなみと溜まっているのです。
その状態で、小さなストレスが発生したとき…
突然、水は溢れ、プツリと、うつ病のステージが上がってしまうのです。
「そんなに小さなことでなぜうつ病になるんだ?ハートが弱すぎないか?」
と言われることもあります。
ただ、ハートが弱いわけではないのです。
既に、水でパンパンになっていたコップだからこそ、ちょびっとでも水を注ぐと、あふれてしまうのです。
ようは、根本解決としては、日常的に溜まっている水を減らせばいいということになるんですが…
そう簡単な話ではありません。
仕事をやめたら、大部分の水は減り、コップの空き容量は増えるでしょう。
人付き合いをやめたら、これまた多少の水は減り、コップの空き容量は増えるでしょう。
ただ、そんなこと、現実的にできるわけありません。
私の日常生活は、少しずつ、意識しないように、そろりそろりと、水の入ったコップを運び続けているようなイメージです。
子供の頃は、コップに水など入ってなかったんだろうなぁ…。
私も、コップの中の水が空になっている、新しい景色を眺めてみたいものです。
ディスカッション
コメント一覧
パニック障害と診断されてから10年以上経ちますが、いざというときの精神安定剤だけで、なんとか凌いでおります。
電車に1人で乗れませんので、どこに行くのも自転車なので、不便ですが、、、(泣)
Anthonyさん、改めて、Anthony’s CAFEの2000万アクセス、おめでとうございます。
パニック障害、本当に辛いですよね。私はまだ電車には乗ることができておりますが、そのうちどうなるか分かりません。
自転車生活は辛そう…。