花火の見える北摂の閑静な住宅街から消えた、ある有名人の大豪邸

私の自宅から車で約30分。
場所は大阪北摂の某市町村。
駅から徒歩15分程度の閑静な住宅街。
そこには、地元民だと誰もが知っている有名人の大豪邸がありました。
もともと高級住宅地のイメージが強い地域なんですが、その高級住宅を5軒ほど合体させたような大豪邸でした。
夏には、近くの花火大会を、豪邸の2階から眺めることもできたようで、雲の上の世界を見ているような感じでした。
私も、いちおう不動産投資家ですので、そんな夢のような大豪邸を、一度でいいから内覧し、保有・活用してみたいなぁと思ってました。(一生無理でしょう。)
ところが、ふと先日、その大豪邸の前を車で通りかかってみると…
ない!
たしかに、ここに大豪邸があったはずなのに…。
そこには、全く別の住宅が建てられており、私の頭の中の光景とは全く異なっていました。
googleマップで調べても、大豪邸の姿は確認できませんでした。
大豪邸の跡地には、分割されて、別の住宅が立ち並んでいました。
早速、その有名人のことを調べてみると…
(敢えてここでは詳細は書きません。)
家族で住んでいたのに、諸事情で、ひとり暮らしとなったため、数年前に大豪邸を売却し、マンションに引越ししたとかなんとか。
その有名人も、現在は結構高齢ですので、認知症や病気もあり、介護も必要となってきているようです。
そうなってくると、マンションというよりも、施設入所のような可能性もあるわけです。
こうしてみると、どんなにお金持ちで雲の上の存在だったとしても、老後の生活は、我々同様、生活圏が限られてくるんだなぁと思い知らされました。
私自身、現在、豪邸ではありませんが、戸建てマイホームに住んでいます。(住宅ローン返済中)
最寄りの駅まで歩くことはできず、1人1台、自動車が必要な場所です。
緑も多く、子ども達にとってもいい環境で、現在は、とても満足しています。
ただ、そう遠くない将来、子ども達が巣立っていき、私や妻が高齢になり、自動車の運転も危なっかしくなってきたとき…
今の環境での生活は厳しいのかもしれません。
大阪市内の小さなマンションか施設の道を選択することになるのかもしれません。
他方、賃貸が好きで、賃貸にずっと住み続けている知人は、自由を主張します。
もちろん、自由は賃貸のメリットではあります。
ただ、老後になると、簡単に引越しはできないのが実態ですし、少ない年金額から家賃をずっと支払っていかなければならないリスクもあります。
何が正解かは、個人のライフプランに依存するため、誰にも分かりません。
ただ、老後、自分の生活に制約がきたときにどうするか、このリスクについては、事前に考えておいたほうがいいのかもしれません。
私もそうですが、冒頭の大豪邸に住んでいた有名人も、ライフプランまでは読めなかったんでしょうね…。
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