頚椎(首)椎間板ヘルニアに効果的な「神経根ブロック注射」とは?

私は頚椎椎間板ヘルニアに悩まされています。
肩こり・首こりの域を超えて、手がしびれたり、頭が痛くなったりする病気です。
ずっと同じ姿勢で仕事をしているときに発症しやすいようです。
このため、一日中、パソコン仕事に追われている私の場合、完治する可能性は低く、うまく付き合っていくしかないのです。
頚椎椎間板ヘルニアになった当初、頭痛・めまいがひどかったので、救急車を呼んだこともありました。
脳神経外科で精密検査の結果、頚椎椎間板ヘルニアであることが判明したのです。
すると、今度は整形外科の出番です。
首の牽引(首伸ばし)、電気治療、理学療法士による各種施術。
やらないよりはマシな気がしましたが、どれも効果には限界がありました。
処方された痛み止めの薬が欠かせない状況が続きました。
次に、鍼灸治療にも手を出しました。
整体・鍼。
ただ、これも一時的には回復するのですが、根本治療には至りませんでした。
そこで、次に私がチャレンジしたのが、ペインクリニックでした。
文字通り、痛みをなんとかしてくれる病院です。
特に、ヘルニアで発生する神経の痛みを抑えてくれるブロック注射に興味がありました。
MRI検査の画像を医師に見せると、神経根ブロック注射を提案してくれました。
麻酔やらステロイドやらを、ヘルニアで痛んでいる神経の根っこの部分に注入し、痛みを緩和する施術です。
”根本治療ではないので効果は限定的だろう”
と、最初、私は思っていました。
超音波で確認しながら、首のふもとに…
ブスッ!
なんともいえない、初めての感覚でした。
ただ、その後2日くらいは痛みはほぼなくなりました。
3日後くらいからは、また痛みだしたので、2回目のブロック注射。
今度は4日くらいは痛みがほぼなくなりましたが、5日目に再度ぶりかえし。
3回目のブロック注射は、一週間ほど持ちこたえました。
…と、私はブロック注射による治療を繰り返しました。
3ヶ月で10回、ブロック注射を打ちました。
すると、あれほど痛みに悩まされていた頚椎椎間板ヘルニアが、それほど痛みを感じなくなったのです。
完全に痛みがなくなったわけではありませんが、普通に日常生活が過ごせるようになりました。
医師によると、
”ブロック注射は一時的な痛みをとるものだと考えられがちだけど、一時的にでも、痛みを緩和することが重要だ”
とのことでした。
痛みを緩和することにより、神経の周りのこわばった筋肉の緊張をほどきます。
すると、血流がよくなり、悪い循環を断ち切り、神経の痛みも少しずつ治っていくとのことです。
私も実際そうでした。
ブロック注射の回数は個人差があるようですが、私は平均的なモデルだったようです。
こんな施術もあったのかという感じです。
ブロック注射は、保険適用で、1回5000円程度。
ルール上、月に4回まで打てるそうです。
最初の頃は、痛みがひどかったので、毎日注射してほしいくらいでした。
2025年4月時点において、私は、いったん、ブロック注射を卒業しました。
ただ、また痛みがぶり返した時には、お世話になろうかと思います。
ペインクリニックとブロック注射。
医学の進歩はすごいですね。
非常にいい体験、勉強になりました。
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