大阪府の巨大なため池ベスト3!

大阪には、ため池が多いです。
大阪府内全域では、ため池の数は1万1000にものぼると言われています。
日本で2番目に都市化が進んでいる地域に、なぜこのようなため池が多いのでしょうか。
ため池は、主に農業用水の確保を狙って整備した人工の池のことを指します。
農作物の少雨被害を防ぐだけでなく、下流の洪水対策にも役立っています。
瀬戸内式気候の大阪は、昔から降水量が少なく、コメづくりに使う水の確保が重要な課題でした。
このため、多くのため池が作られたのではないかと言われています。
まずは、次のランキングをご覧ください。
面積ベスト3
第1位:久米田池(45.6ヘクタール)
第2位:狭山池(37ヘクタール)
第3位:光明池(36ヘクタール)
貯水量ベスト3
第1位:光明池(370万立法メートル)
第2位:狭山池(280万立法メートル)
第3位:久米田池(157万立法メートル)
面積、貯水量ともに、大阪府のベスト3は、3つの池で占められていることが分かります。
そこで、今回は大阪を代表する3大ため池である、光明池、狭山池、久米田池について、簡単に見ていきたいと思います。
a)光明池
・和泉市と堺市南区に跨っている
・1936年に灌漑用ため池として整備された
・周囲は光明池緑地として整備されている
・アーチ橋である光明池大橋が架けられている
・大阪みどりの百選に選定されている
b)狭山池
・狭山市に存在している
・日本最古のダム式ため池と言われている
・築造は飛鳥時代と言われている
・大阪みどりの百選に選定されている
・かつて池の隣には狭山遊園地があった
・灌漑地域のため、周囲にもため池が散在している
c)久米田池
・岸和田市に存在している
・世界かんがい施設遺産に登録されている
・築造は奈良時代と言われている
どの池も、地域の名所として、活躍してくれていることが分かります。
すべて、湖のような美しい景観をもっていますので、あなたも一度、足を運んで見てはいかがでしょうか。
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