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大型連休が怖い…病院が休みになると不安になる私の話

健康

GW、お盆、年末年始…。

世間では、大型連休が近づいてくると少し浮き足立った空気になります。

「今年はどこへ行こうか?」
「久しぶりにゆっくり休もう!」
「せっかくだから旅行に行こう!」

おそらく、これが普通の感覚なのだと思います。

でも、私は違います。

大型連休が近づいてくると、とても不安になるのです

理由は単純です。

病院が休みになるからです。

「何かあったらどうしよう」と考えてしまう

私はうつ病不安症があり、パニック障害持ちでもあります。

過去には、パニック発作などで救急車を呼んだことも何度かあります。

最近は薬である程度コントロールできるようになりました。

それでも、病院が開いているのと閉まっているのとでは、安心感がまったく違います。

普通の平日なら、

「何かあったら病院へ行けばいい」

と思えます。

実際に病院へ行くかどうかは別です。

病院が開いている。

ただそれだけで、逃げ道が一つ残されています。

ところがGW、お盆、年末年始になると、その逃げ道が急に細くなります。

もちろん、休日診療や救急外来はあります。

本当に緊急なら救急車を呼ぶこともできます。

でも、救急車を呼ぶことには、やはり抵抗があります。

「これくらいで呼んでいいのだろうか」
「もう少し我慢したほうがいいのではないか」

そんなことも考えます。

だから大型連休になると、

「この数日間に何かあったらどうしよう…」

という不安が、頭の片隅にずっと残り続けているのです。

考えてみれば、子どもの頃から「逃げられない場所」が苦手だった

最近になって、ふと思い出したことがあります。

私は子どもの頃、遠足や修学旅行があまり得意ではありませんでした。

楽しくなかったわけではありません。

友達と出かけるのはもちろん楽しいことです。

行った先にも興味はありました。

ただ、バスに乗って遠くへ行くことは苦手でした。

一度バスに乗れば、自分の意思で帰ることはできません。

途中で具合が悪くなったからといって、

「では、私はここで帰ります!」

とはできません。

電車なら途中の駅で降りることができます。

自分の車なら引き返すこともできます。

でも、学校行事のバスにはそれがありません。

今から考えると、私は「遠足」が嫌だったのではなく、

自分で逃げ道を選べないことが怖かったのかもしれません。

もちろん、子どもの頃から広場恐怖症だったのかどうかは分かりません。

後から昔の自分に病名をつけることもできません。

ただ、「逃げにくい場所が怖い」という感覚だけは、ずいぶん昔から自分の中にあったような気がします。

コロナ禍で怖かったのも「病院に行けなくなること」だった

同じことを強烈に感じたのが、コロナ禍でした。

当時は毎日のように、

「病床が逼迫している」
「救急搬送先が見つからない」
「医療現場が限界に近づいている」

といったニュースが流れていました。

社会全体を考えれば、経済を止め続けることもできません。

経済を動かすことも、社会を維持することも、BCPを考えることも大切です。

頭では分かっていました。

でも、喘息睡眠時無呼吸症候群などで普段から医療機関との関わりがある私にとって、「病院が逼迫している」という情報そのものが大きな恐怖でした。

怖かったのは、コロナに感染することだけではありません。

「もし何かあったとき、病院に診てもらえなかったらどうしよう…」

ということでした。

実際、あの時期にも、パニック障害の発作は何度も起こりました。

今振り返ってみると、お盆に病院が休みになると不安になるのと、かなり似ています。

規模はまったく違います。

でも私の中では、

「医療という最後の逃げ道が使えなくなるかもしれない」

という恐怖の点ではつながっています。

大型連休になると、なぜか身体まで痛くなる

さらに困ったことがあります。

私は頚椎ヘルニア持ちでもあります。

普段からそれなりにケアしているので、最近は以前よりもうまく付き合えるようになってきました。

ところが、不思議なことに大型連休になると、身体の調子まで悪くなるような気がします。

ストレスや不安が関係しているのかもしれません。

「気にしすぎなのでは?」

と言われれば、そういう面もあるのでしょう。

でも、痛くなるものは、痛くなるのです。

そして、今年のお盆は首ではありませんでした。

なんと、でした。

よりによって、お盆に腰が痛くなった

先日、急に腰が痛くなりました。

「ぎっくり腰かな。」

と思いました。

寝ている状態から身体を起こすのもつらい。

トイレへ行くのもつらい。

そして、立ち上がったときでした。

太ももの前側に、

ピキッ!!!

電気ショックのような痛みが走りました。

一時的に歩くのも難しくなりました。

こうなると、不安症の人間の頭の中では、いろいろなことが始まります。

「腰椎ヘルニアではないか」
「神経を圧迫しているのではないか」
「もっと悪くなったらどうしよう」

そして最後には、

「よりによって、なんでお盆なんだ…」

となります。

いつもの整形外科は休みです。

これが普通の平日なら、

「明日、整形外科へ行ってみよう」

で済んだかもしれません。

でも、その「明日行けばいい」がありません。

私が大型連休を怖いと思うのは、まさにこういうときです。

病院へ行けば安心、という単純な話でもない

では、お盆が明ければ安心なのか。

実は、私の場合、そう簡単な話でもないのです。

腰の症状を診てもらえば、過去の経験上、

「MRIを撮りましょう。」

という話になる可能性は高いと思っています。

ところが私は、前述の通り、広場恐怖症でもあります。

MRIが苦手なのです。

狭いところに入ると、呼吸が大きく乱れるのです。

そう考えるだけでも不安になります。

「病院が休みだから不安」

だったはずなのに、病院が開いたら今度は、

「MRIになったらどうしよう」

という別の不安が待っています。

我ながら、なかなか面倒です。

私が怖いのは「逃げ道がなくなること」なのかもしれない

こうして並べてみると、少しだけ自分のことが分かってきます。

子どもの頃の遠足や修学旅行。

コロナ禍の病床逼迫。

GW、お盆、年末年始の休診。

MRI。

一見すると、まったく違う話です。

でも、私の中では共通しているものがあります。

「何かあったときに逃げられない!」

という感覚です。

もちろん、MRI検査では手元にブザーがあり、途中でストップすることもできるのですが、一度押してしまうとクセになり、せっかく予約して確保した検査ができなくなるのです。

何も起きないことが、私にとっての安心なのではないのかもしれません。

何か起きても対処できる。

具合が悪くなれば病院へ行ける。

駄目なら別の方法がある。

途中で嫌になったら戻ることができる。

そういう「次の手」が残されている状態が、私は好きなのだと思います。

逆に、それがなくなると、とても不安になります。

だから私は「余白」や「冗長性」を大切にするのかもしれない

私は普段から、仕事でも生活でも「余白」「冗長性」をかなり大切にしています。

一つが駄目になったら、もう一つ。

一つの収入だけに依存しない。

一つの方法だけに依存しない。

何かが起きても、別の手段を残しておく。

これは長い仕事人生の中で身につけた考え方だと思っていました。

でも、もしかすると、それだけではないのかもしれません。

子どもの頃から、私は「逃げ道がない状態」が苦手だった。

だから大人になってからも、無意識のうちに逃げ道を作り続けている。

そんな自分の性格が、仕事や生活の考え方にも影響しているのかもしれません。

もちろん、これは専門家に分析してもらった話ではありません。

あくまで、自分自身を振り返ってみて、そう思っでいるだけです。

大型連休が楽しみな人が、少しうらやましい

大型連休を心待ちにしている人を見ると、少しうらやましくなることがあります。

仕事を忘れてゆっくりする。旅行へ行く。家族と出かける。家で好きなことをする。

私だって、そういう連休を過ごしたいと思っています。

でも、頭の片隅には、

「病院、閉まっているんだよな…。病気になったらどうしよう…。」

があります。

多くの人には、理解しにくい感覚かもしれません。

病院なんて、具合が悪くなってから考えればいい。

何も起きていないのに心配してどうする。

その通りだと思います。

私自身も、そう思います。

でも、不安というものは、理屈だけではなかなか消えてくれないのです

お盆が明けたら、整形外科へ行ってきます

この記事を書いている現在も、腰は痛いです。

寝た状態から起き上がるのも大変です。

トイレへ行くのも大変です。

正直、不安です。

整形外科へ行くのも少し怖いです。

MRIと言われるのも怖いです。

それでも、お盆が明けたら、頸椎ヘルニアと膝の半月板損傷でお世話になっている、いつもの整形外科へ行ってこようと思います。

「怖くない」とは言えません。

たぶん、病院へ行く日が近づいたら、また不安になると思います。

それでも、行ってきます。

世の中には、大型連休が楽しみではない人もいます。

病院が閉まるだけで不安になる人もいます。

遠足や修学旅行のバスが苦手だった人もいるかもしれません。

「逃げられない」と感じるだけで怖くなる人もいるかもしれません。

少子高齢化で、そのうち、医療従事者が高齢者に対して相対的に減少し、現在のような医療サービスをうけられなくなるのではないか、不安でたまりません。

GWやお盆や年末年始が来るたびに、

「早く普通の平日に戻ってほしい」

と思っている人もいるでしょう。

もし、そんな人が私以外にもいるのなら。

大型連休を怖がっているのは、自分一人ではありません。

少なくとも、ここにも一人います。

そして私は、お盆が明けたら、とりあえず整形外科へ行ってきます。

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Posted by かずきび