FIREを目指さなかった私が、セミリタイアでもお金の不安に振り回されない理由

はじめに
私は、以前、次のような記事を書きました。
「なぜ私はFIREではなく、セミリタイアという働き方を選んだのか」
また、その続編として、週3日前後しか働いていなくても、実際は毎日忙しく過ごしていることもご紹介させていただきました。
すると今度は、
「週3日勤務だと、将来のお金は不安ではありませんか?」
という質問をいただくようになりました。
確かに、その気持ちはよく分かります。
私には住宅ローンがあります。
投資用マンションのローンもあります。
子どもは3人いて、まだまだ教育費も必要です。
さらに、うつ病や睡眠時無呼吸症候群、頚椎ヘルニアなどの持病とも付き合いながら生活しています。
決して、お金の心配が全くない生活ではありません。
それでも私は、不安に振り回されることは以前より少なくなりました。
今日は、その理由について書いてみたいと思います。
私にも将来への不安はあります
まず最初にお伝えしたいのは、私は将来に対して全く不安がないわけではありません。
コンサルティングの仕事は業務委託であり、月単位で契約する形式です。
契約のある月は収入がありますが、契約が切れると、途端に収入は0となってしまいます。
景気によって案件が減ることもあるでしょう。
実際、リーマンショックの頃は企業投資が減ったため、コンサルの仕事は減りました。
病気によって働けなくなる可能性もあります。
実際、私はうつ病となり、会社員を辞めざるを得なくなった経験をしています。
物価・金利・為替などは、この先、どんな動きになるか、誰にも分かりません。
だから「私は安心です」と言うつもりはありません。
ただ、一つだけ昔と大きく変わったことがあります。
それは、一つのものだけに依存しなくなったことです。
一つに頼るほど、不安は大きくなる
会社員時代は、毎月の給料が生活のほぼ全てでした。
もちろん安定はしていました。
しかし、その会社や仕事に何かあれば、生活全体に影響します。
私自身、適応障害やうつ病を経験したことで「一つだけに頼ること」の怖さを身をもって知りました。
だから独立後は、少しずつ時間をかけて、一つの柱ではなく、複数の柱を作ることを意識してきました。
私が少しずつ増やしてきたもの
現在も収入の中心はコンサルティングです。
しかし、私は、お金そのものよりも、「収入源」「健康」「知識」など、お金を生み出す土台を少しずつ増やすことを意識してきました。
法人経営・不動産賃貸・ブログ・資格の勉強・生成AIへの投資…などです。
すぐに収入へ結び付くものばかりではありません。
それでも「将来の選択肢を増やす」という意味では、どれも大切な時間だと思っています。
もしコンサルの仕事が少し減ったとしても、人生そのものが止まるわけではありません。
この感覚は、会社員時代にはありませんでした。
どれか一つがうまくいかなくても、すべてが止まるわけではないことが分かったのです。
健康も、お金を守るための投資
以前の私は、健康管理は仕事とは別のものだと思っていました。
しかし今は違います。
通院もあります。ウォーキングも続けています。睡眠も意識しています。
体調を整えることも、長く働き続けるための大切な投資だと考えています。
健康を失えば、収入だけでなく、人生そのものが大きく変わってしまいます。
だから健康も、お金を守るための重要な資産の一つなのです。
私が目指しているのは「安心」ではなく「備え」
FIREという考え方では、十分な資産を築くことで安心を得るという考え方があります。
もちろん、それも一つの素晴らしい生き方だと思います。
一方で、私が目指しているのは少し違います。
未来は予測できません。
だからこそ、収入源も、働き方も、健康も、知識も、できるだけ一つに依存しないようにしたい。
私は、
「不安をなくす」
ことよりも、
「不安に備える」
ことを大切にしているのです。
おわりに
セミリタイアだからといって、将来への不安が消えるわけではありません。
住宅ローン・生活費・教育費・医療費…。
それでも以前より落ち着いて生活できているのは、お金が十分にあるからではありません。
少しずつ、自分なりに備えを積み重ねてきたからです。
私にとってセミリタイアとは、働かなくなることではありません。
不安がゼロになることでもありません。
未来は誰にも分かりません。
だから私は、一つの正解を探すのではなく、一つに頼り過ぎない人生を少しずつ作ってきました。
それが、私なりのセミリタイアなのだと思っています。




ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません