人生の冗長設計を軸に、週3日だけ働く生き方・アダプテーションFIRE・フリーランスの独立・法人経営・不動産賃貸業・メンタルヘルス・大阪ローカルの不思議など、実体験から発信するブログです。

現場の頑張りに頼る組織は、どこかで限界を迎える!

生き方・働き方

はじめに

私自身、現在はフリーランスですが、会社員時代に、うつ病や適応障害を経験しました。

振り返ると、原因は一つではありませんでした。

仕事量だけでもありませんでした。

毎日遅くまで残業する上司。休日にも届くメール。

「昨日も3時間しか寝ていない」
「今年も有給を取れなかった」

そんな何気ない言葉や行動が、少しずつ積み重なっていったように思います。

誰からも直接「残業しろ」と命令されたわけではありません。

それでも「もっと頑張らなければ」という空気は、確かに存在していました。

人は言葉よりも行動から学ぶ

組織では、制度やルールだけで人が動くわけではありません。

リーダー自身の行動は、それ以上に強いメッセージになります。

「早く帰っていいよ。」

そう言われても、上司が毎日最後まで残っていれば、部下は帰りづらくなります。

本人に悪気はありません。

しかし、その姿は

「これが評価される働き方なんだ」

という無言のメッセージになってしまいます。

忙しいことが問題なのではない

もちろん、一時的に忙しくなることはあります。

決算期、大型案件、トラブル対応など、組織には繁忙期が存在します。

それを避けようとしていたら、社会は成り立ちません。

私が疑問に思うのは、

「忙しさが日常になっていないだろうか」

ということです。

毎日残業。毎週休日出勤。毎年「今年も忙しかった」。

これが何年も続いているなら、それは例外ではなく、日常です。

頑張りではなく、計画を見直す

私は長年、SCMや計画業務の設計・サポートに携わってきました。

その経験から感じるのは、

恒常的に誰かが無理をしなければ回らない状態は、現場だけの問題ではないということです。

要員配置。スケジュール。バッファ。リスクの見積もり。権限委譲。

平時にもかかわらず、常に誰かの頑張りを前提としているなら、計画や組織設計にも改善の余地があるのではないでしょうか。

現場が優秀だから回っているだけで、本来の仕組みは別のところに課題を抱えているのかもしれません。

リーダーの発信は組織文化になる

そして、もう一つ気になることがあります。

それは、リーダー自身が忙しさを繰り返し発信することです。

「休日も仕事をしている。」
「有給を取っていない。」
「寝る時間もない。」

本人は責任感から話しているだけかもしれません。

しかし、その言葉は組織全体へ広がります。

部下は「これが普通なんだ。」と受け取ってしまうかもしれません。

それが、少しずつ組織文化になっていきます。

おわりに

働き方改革とは、制度だけの話ではないと思います。

人は、制度以上にリーダーの行動を見ています。

忙しいことを責めたいわけではありません。

ただ、平時にもかかわらず、忙しさが常態化しているのであれば、一度立ち止まって考えてみてもよいのではないでしょうか。

現場の頑張りを前提にするのではなく、計画や組織設計そのものを見直す。

そして、リーダー自身が安心して休める姿を見せる。

それもまた、マネジメントの大切な役割なのだと、私は自分自身の経験を通して感じています。

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Posted by かずきび