セミリタイアして見えたもの…本当に欲しかったのは「自由」ではなく「余白」だった

はじめに
私は現在、フリーランスの業務改革コンサルタントとして働いています。
コンサル仕事としての稼働日は週3日程度。
週の半分は働き、半分は休んでいる状態です。
世間一般で言えば、「セミリタイア」に近い生活かもしれません。
実際、私のブログもブログランキング等では「セミリタイア」や「フリーランス」のカテゴリーに所属しています。
しかし、私自身は昔から少し違和感を感じていました。
なぜなら、世間で語られるセミリタイアと、私が送っている生活は少し違うからです。
私には、
・住宅ローンがある
・子どもが3人いる(大学生・高校生・中学生)
・マイクロ法人を経営している
・不動産ローンもある
・事業用ローンもある
・うつ病などの持病が多く通院が多い
決して資産運用だけで、悠々自適に暮らしているわけではありません。
それでも私は、この生活を続けています。
最近になって、その理由が少しずつ分かってきました。
私が本当に欲しかったのは、「自由」ではなく「余白」だったのだと思います。
私は資産家ではない
セミリタイアという言葉から、多くの人がイメージするのは、
・FIRE達成
・高額な配当収入
・億単位の金融資産
・働かなくても生活できる状態
ではないでしょうか。
もちろん、そのような生き方を否定するつもりはありません。
心のどこかでは、そのような生活にあこがれている自分も否定できません。
ただ、それを目指して無理をするよりも、今の生活を長く続ける方が私には合っているようです。
コンサルティングという労働収入は今でも重要な収入源です。
労働収入以外のストック型収入として、不動産収入もありますが、借入を活用しています。
法人も経営しており、金融機関と日々打ち合わせや交流を続けています。
資産収入だけで一生安泰という状況ではありません。
むしろ、多くの会社員の方と同じように、今後も働き続けることを前提に人生設計をしています。
それでも週3日ワークを続けている
それなら、なぜもっと働かないのか。
理由はシンプルです。
私は一度、心身の不調によって働けなくなった経験があるからです。
うつ病。パニック障害。睡眠障害。頚椎ヘルニア…。
その他にもいくつかの不調を抱えています。
会社員時代は、収入を増やすことや昇進することを優先していました。
しかし、その結果として失ったものもありました。
いくら会社員として地位を高め、給料が上がったとしても、うつ病などの病気で退職すればただの人です。
だから私は独立後「どれだけ稼げるか」よりも「どれだけ長く続けられるか」を重視するようになりました。
現在の週3日ワークも、その考え方の延長線上にあります。
詳しくは過去にまとめた「週3日ワーク」の記事でも書いていますが、私にとって大切なのは短距離走ではなくマラソンです。
無理なく走り続けられるペースを探した結果が、今の働き方でした。
私が欲しかったのは自由ではなく余白だった
独立当初は、自分でも「自由になりたい」と思っていた気がします。
しかし、振り返ると少し違いました。
私が欲しかったのは「何もしない自由」ではありません。
欲しかったのは「何かあったときに対応できる余白」でした。
例えば、
・通院する余白
・体調を整える余白
・家族と向き合う余白
・勉強する余白
・次の仕事を探す余白
などです。
予定が100%埋まっている生活は、一見すると効率的に見えます。
しかし、少し何かが起きただけで全体が崩れてしまいます。
私はその状態を何度も経験してきました。
だからこそ、今はあえて「余白」を残すようにしています。
法人も不動産も「余白」のためにある
私はマイクロ法人(合同会社)を運営し、関西圏に区分マンションも複数保有しています。
世間では「資産形成」と呼ばれることが多いかもしれません。
もちろん、お金も大切です。
しかし私の場合、それだけではありません。
法人も不動産も「将来の選択肢を増やすための仕組み」という側面があります。
仮にコンサル案件が減ったとしても、家賃収入がありますので、すぐに生活が行き詰まるわけではありません。
次の一手を考えるための時間を確保することができます。
体調を崩しても、少し立て直す時間がある。
そのような状態を作りたかったのです。
以前まとめた法人経営の記事も、実は根底では同じ考え方につながっています。
お金を増やすことそのものよりも、人生の継続性を高めること。
私にとっては、そちらの方が重要でした。
セミリタイアというより「細く長く生きる設計」
最近では、自分の考え方を「人生の冗長設計」と呼んでいます。
少し大げさな言葉かもしれません。
しかし、考えていることは単純です。
一つに依存しない。無理をしない。余白を残す。そして長く続ける。
仕事も。お金も。健康も。家族との関係も。
すべて同じです。
この考え方については、無料PDFとして別でまとめていますので、興味がある方は読んでいただければと思います。
おわりに
私は資産家ではありません。
FIRE達成者でもありません。
今でも働いています。
これからも、週3日、いや理想としては週2日くらいで働き続けると思います。
それでも、今の生活には満足しています。
なぜなら、私が目指していたのは「働かない生活」ではなかったからです。
本当に欲しかったのは、
「自由」ではなく「余白」
そして、細く長く続けられる生活だったのだと思います。
もし私と同じように、
「もっと稼がなければ」
「もっと頑張らなければ」
と考えて疲れている人がいるなら、一度だけ立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
人生に必要なのは、収入を増やすことだけではないかもしれません。
私自身、その余白に何度も助けられてきました。
ほんの少しの余白が、思っている以上に大きな価値を持つこともあるのです。





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