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北大阪急行と御堂筋線の性質を合わせもつ江坂駅…代ゼミ・東急ハンズ・大洞門との思い出

2026年5月11日大阪北部

はじめに

大阪には、不思議な街があります。

梅田のような巨大繁華街でもない。難波のような雑多感もない。

千里中央ほど住宅街というわけでもなく、新大阪ほどビジネス一色でもない。

それなのに、なぜか長年、多くの人が行き交い、働き、学び、飲み、通過してきた街。

それが「江坂」です。

現在53歳の私は、大阪で長年暮らしてきましたが、江坂という街には昔から独特の違和感を感じていました。

「大阪なのに、どこか大阪っぽくない」

そんな不思議な空気があるのです。

今回は、そんな江坂駅と、その周辺の思い出について整理してみたいと思います。

江坂は「北大阪急行」と「御堂筋線」が混ざる不思議な駅

江坂駅の最大の特徴。

それは「大阪メトロ御堂筋線」と「北大阪急行」の境界駅という点です。

現在では、北大阪急行は箕面萱野まで延伸されましたが、昔は千里中央が終点でした。

そして、多くの大阪人にとって、北大阪急行には独特のイメージがありました。

それは「御堂筋線なのに、なぜか急に運賃が高くなる」という感覚です。

特に子どもの頃や学生時代。

江坂を超えた瞬間「えっ、こんなに高くなるの?」と感じた人も多かったのではないでしょうか。

今振り返ると、北大阪急行は、

・千里ニュータウン
・北摂住宅地
・万博エリア

へつながる「少し上品な別世界への入口」のような存在だった気がします。

そして江坂は、その境界にある街でした。

「大阪なのに大阪感が薄い」街

江坂を歩いていて、昔から感じていたことがあります。

それは「大阪なのに、大阪感が薄い」ということです。

もちろん大阪なのですが、

・梅田ほど圧迫感がない
・難波ほど雑多でもない
・天王寺ほど生活感が濃くない
・千里中央ほど静かすぎない

全体的に、少し「匿名感」があるのです。

どこか東京のオフィス街のようでもあり、新大阪の延長のようでもある。

御堂筋線沿線なのに、独特の距離感がある街でした。

これは、

・北大阪急行文化
・北摂文化
・オフィス街
・学生街
・飲み屋街

が中途半端に混ざっていい感じでブレンドされているからなのかもしれません。

団塊ジュニア世代と「代ゼミ江坂校」の記憶

そして、私にとっての江坂といえば、やはり代々木ゼミナールです。

私は団塊ジュニア世代。センター試験人口が最大級だった時代を生きた世代です。

当時は現在よりも浪人比率が高く、予備校には独特の空気が漂っていました

私は、江坂の代々木ゼミナールに通っていました。

浪人していたこともあり、当時は、正直かなり悲壮感もありました。

受験戦争、周囲との比較。将来への不安。

そして「一年遅れる」ことへの焦りと、「二浪になること」への恐怖。

今の時代とは、かなり空気が違っていたと思います。

ただ、50代になった今、振り返ると不思議なものです。

あの頃、代ゼミで学んだ物理や数学。

それが現在の、

・ITコンサルティング
・業務改革
・構造分析
・需給調整
・S&OP

のような仕事につながっている部分もあるからです。

当時は単なる受験勉強だと思っていましたが、人生はどこで線がつながるのか分からないものです。

東急ハンズと大洞門の思い出

昔の江坂といえば、

・東急ハンズ
・大洞門

のイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

特に東急ハンズは、

「ちょっと面白いものを探しに行く場所」

という独特の存在でした。

現在でも営業していますが、昔のハンズには、

「都会の知的雑貨店」

のようなワクワク感がありました。

そして、その近くにあったのが「大洞門」。

江坂の焼肉店として長年親しまれてきました。

私自身も「江坂で飲む」となると、大洞門の存在感はかなり大きかった記憶があります。

ただ、その大洞門も、つい最近、閉店しました。

こういうニュースを見ると、

「江坂の一時代が終わった」

ような感覚になります。

「ちょうどよく飲める街」だった江坂

個人的には、江坂は非常に飲みやすい街でした。

梅田ほど人が多すぎない。

かといって、北摂住宅地の駅ほど静かすぎない。

適度にサラリーマンがいて、適度に学生もいて、適度に店もある。

この「ちょうどよさ」が江坂の魅力だった気がします。

御堂筋線一本で行ける利便性も大きい。

ただ、その一方で、

「江坂は何の街なのか?」

と聞かれると、少し返答に困る。

繁華街でもなく、観光地でもなく、巨大ターミナルでもない。

でも、多くの大阪人の人生のどこかに、一度は接点がある。

それが江坂という街なのかもしれません。

おわりに

江坂駅は、

・御堂筋線
・北大阪急行
・北摂
・大阪市内
・学生街
・オフィス街
・飲み屋街

これらが混ざり合う、不思議な境界駅です。

だからこそ

「大阪なのに大阪感が薄い」

という独特の空気が生まれているのかもしれません。

そして私にとっての江坂は、

「浪人時代の苦い記憶」

だけではなく、現在の仕事や考え方にもつながっている「人生の通過駅」のような場所でもあります。

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Posted by かずきび47