大学生のうちに考えておきたいお金の話…国民年金とNISA:どう使い分けるか

はじめに
私は53歳のフリーランスです。
子ども3人の父親でもあります。
長男は大学生ですが、この年齢になってくると、アルバイトをして、ある程度お金を持つようになります。
実際にどう使うかで、その後の差がじわじわ出てくる時期でもあります。
ただし、その状況は人それぞれです。
・貯金があまりない人
・ある程度まとまったお金(例えば50万円程度)がある人
今回は、この両方のケースについて、
・国民年金の支払い
・NISAでの資産運用
をどう考えるか、整理してみたいと思います。
まずは「最低限どうするか」という視点から入り、その後で「余裕がある場合の使い方」に進みます。
国民年金は「義務」であり「保険」
前提として、国民年金は任意ではなく「義務」です。
ただし、単なる支払いではなく、次のような役割があります。
・老齢年金:おじいちゃん・おばあちゃんになったときに、誰でももらえる生活費のベース
・障害年金:病気やケガで働けなくなったときに、生活を支えるお金
・遺族年金:家族が亡くなったときに、残された家族に支払われるお金
つまり、
「長生きリスク」「働けなくなるリスク」「家族の生活リスク」
この3つに対応する保険です。
若いうちは実感が湧きにくいですが、ここが出発点になります。
① 貯金がない場合
まずは、現実的に一番多いこのケースです。
選択肢は大きく2つです。
① 親が一時的に立て替えて、後で返す
→ 未納を防げるが、返済ルールを決めておくことが大切
② 自分で稼いで毎月支払う
→ 自立性は高いが、負担は大きい
また「学生納付特例」という制度もあり、一時的に支払いを猶予することも可能です。
ただしこれは「免除」ではなく「後払い」なので、将来的には追納を検討する必要があります。
ここで大事なのは、とにかく
「未納状態にしないこと」
これを外してしまうと、将来の保障そのものが崩れてしまいます。
まずはこの最低ラインを守ることが重要です。
② 貯金がある場合
ここからは、例えば50万円程度の貯金があるケースです。
この場合、いくつかの選択肢があります。
ケース①:毎月コツコツ支払う(約17000円)
一番オーソドックスな方法です。
メリット
・資金の負担が分散される
・手元資金を残せる
・状況に応じて調整できる
デメリット
・割引がない(やや割高)
・払い忘れのリスクがある
ケース②:2年前納などでまとめて支払う
国民年金には前納制度があり、まとめて払うと割引が受けられます。
メリット
・確実に割引が受けられる(実質的に“確定利回り”)
・支払い忘れがなくなる
・将来の不安を一部前倒しで解消できる
デメリット
・まとまった資金が必要
・途中でお金が必要になっても戻せない
ケース③:NISAで運用しつつ、年金は分割で支払う
例えば、50万円の一部をNISAで投資し、残りで年金を支払う方法です。
(アルバイトで貯めたお金をどう配分するか、というイメージです)
メリット
・資産運用によるリターンが期待できる
・インフレ(物価上昇)に対応しやすい
・長期投資の経験を早く積める
デメリット
・元本割れリスクがある
・短期的には損をする可能性もある
・精神的にブレやすい
役割を分けて考える
ここが一番大事なポイントです。
・年金=保険(守り)
・NISA=投資(攻め)
この2つは役割がまったく違います。
「どちらが得か」で考えるのではなく、
・最低限の保険(年金)は確保する
・余力で資産運用(NISA)を行う
という形で分けて考えるのが基本です。
まとめ
大学生の段階でお金の使い方を考えること自体が、大きなアドバンテージです。
・まずは未納にしない(最低ライン)
・余裕があれば選択肢を広げる(応用)
この順番で考えれば、大きく外すことはありません。
個人的には、
「年金はきちんと払いながら、少額でもNISAを始める」
というバランス型が、現実的で再現性の高い選択だと思います。
若いうちにこの感覚を持てるかどうかが、長い人生での差になっていくような気がしています。
派手ではありませんが、確実に効いてくる差です。
なお、資産運用については別記事で整理しています。
NISAについての基本的な考え方はこちらをご覧ください。






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