消えていく街の書店!なんば大阪球場で栄えていた古書街の今…

※本記事は2018年に書いた記事を、2025年でリライトしたものです。
大阪では、結婚式場が減ってきています。
予備校も減ってきています。
これらは、大阪に限ったことではありませんが…
そして、書店も減り続けています。
かつて、大阪なんばの大阪球場(現なんばパークス)で栄えていた古書街。
現在はどうなっているのでしょうか?
大阪球場の古書街とは?
その昔、現在のなんばパークスができる前、なんば駅の横には「大阪球場」がそびえ立っていました。
南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)の本拠地で、パ・リーグの公式戦が行われていた場所です。
私も子どもの頃、何度も足を運んだ思い出があります。
大阪球場の周りには、野球だけでなく、なんばらしい娯楽施設が並んでいました。
・アイススケート
・ボウリング
・競馬
・ゲームセンター
そして、球場の1階あたりには、古書街があったのです。
当時は多くの人で賑わい、何店舗もの古書店が並んでいました。
しかし、大阪球場が解体された今、あの古書街はどこへ行ってしまったのでしょうか?
古書街は細々と生きていた…しかし
アマゾンなどのネット書店が台頭し、街の書店は苦戦を強いられています。
古本も、ブックオフなどのチェーン店に押され、昔ながらの古書店は減少の一途。
私も、大阪球場の古書街はもう完全に姿を消したと思っていました。
ところが、なんばパークス周辺を歩いていると…
「まだある?」
そう思わせる小さな看板が目に入ったのです。
「山羊ブックス」が担っていた古書街の最後の灯
大阪球場の古書街から移転し、1998年に「南海なんば古書センター」を形成した複数店舗。
その中で、最後まで営業を続けていたのが
「山羊ブックス」
でした。
かつては、5店舗が入っていた何階日本橋ビルの1階。
その中で山羊ブックスだけが残り、静かに影響を続けていました。
ビル内の壁には、かつて複数店舗で古書センターを形成していた頃の案内板が残り、どこか物寂しさを感じさせます。
店先にはレトロ雑誌、古い写真集、文庫本…
ブックオフにはない「古書店ならでは」の選書が並び、訪れるたびに違った出会いがありました。
しかし…山羊ブックスは閉店へ
残念ながら、山羊ブックスはすでに閉店しています。
長年大阪の古本文化を支えてきた店舗でしたが、近年は営業日も減り、2025年初め頃にひっそりと幕を下ろしました。
かつての「なんば古書センター」も実質的に姿を消したことになります。
南海日本橋ビルの1階は、レトロな面影を残しつつも静かな空間になりつつあります。
なお、当時のもう一つの古書店「望月書店」は、現在も近隣で営業を続けているようです。
古書街の灯を絶やさないために
静かな店内に並ぶ古本の匂い、偶然の出会い…。
ネット書店では得られない、あの感覚。
古書街や街の本屋がキアテイク流れは止まられませんが、古書と出会う体験そのものが、完全にきえてしまわないことを願うばかりです。
大阪球場の古書街は、形を変えながらも、確かに存在し続けました。
そして、その最後の灯火を「山羊ブックス」が長年守り続けてくれたのだと思います。
本当にありがとうございました。















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